不要な書類を片付けたいのですが、処分を依頼できますか?
いくつかの条件を満たしていただけばできます。
マップまたは組合員事業所一覧を参照のうえ、業者をお選びください。
古紙を出すときに分別は必要ですか?
はい、古紙をリサイクルしやすくするために大別して
  1.古新聞
  2.雑誌
  3.ダンボール
  4.その他
に分けてくださると助かります。(白い紙に印刷されたチラシは古新聞と一緒で結構です。)それぞれに使われる用途があります。

全原連のホームページに分かりやすく説明してありますのでこちらを参照ください。

まとまった量の機密書類を処分したいのですが、方法を教えてください。
溶解処分、大型シュレッダー処理などの方法があります。処理方法によって料金が異なります。溶解というのは製紙工場で直接、溶解槽(パルパー:大型のミキサーのようなもの)に文書を投入する方法です。
当組合では京都市ごみ減量推進会議とタイアップして秘密書類リサイクルの事業を行っています。
詳細はこちらをご参照ください。
機密書類の処分に立ち会いたいのですが?
機密書類の処分にお立ち会い頂くことは可能です。
こちらから組合事務局までお申し出ください。
どんな紙でも再生できるのですか?
製紙の最初の工程で古紙は水の中でかき回されて溶解されどろどろにされます。ですので古紙はまず最初に「水に溶けるもの」でなければなりません。ビニールなど水に溶けないものが張り合わせてあったり、選挙用の雨に濡れても大丈夫なポスター(合成紙が多い)、冷凍輸送のための油を含浸させた耐水ダンボール、また感熱紙、点字用の感熱発泡紙、ごみとして流れ出てしまう細いシュレッダー古紙などが大変再生しにくいものです。製紙工場によって作る紙が違いますし、つかう古紙も違いますが、上記のようなものは原則的に使っていません。(牛乳パックはポリエチレンを張り合わせてありますが、特殊な処理設備を持っている製紙工場で使われています。)
詳細はこちらをご参照ください。
どんな木でも紙になるのですか?
現在、技術的にはほとんどの樹種を使いこなせます。
ちなみに広葉樹パルプは主に印刷用紙、ティッシュ-ペーパー、針葉樹パルプは主に包装用途の紙、板紙に使われます。両方をブレンドして用いることもあります。
古紙は何回リサイクルできるのですか?
3~5回というのが定説になっています。歩留まりを80%と考えますと7~8回という机上の計算ができます。繊維が短くなり強度が低下しますので、パルプや繊維の長い輸入古紙を混合したり、紙力増強剤などを混合することがあります。紙によっては古紙を用いずにパルプ100%のものもあります。
トイレットペーパーの原料はどのようなものですか?
トイレットペーパーは「パルプもの」と「古紙もの」と2種類あります。ここでは古紙ものをご説明いたします。原料は①印刷工場の裁断屑、②オフィスからのコピー用紙、コンピューターアウトプット、③家庭から発生する牛乳パックなどが水や薬品などによって処理され再生パルプが作られます。この再生パルプを原料としてトイレットペーパーは作られます。
紙のリサイクルはなぜ必要なのですか?
ご存知の通り、紙は木材からつくるよりも、古紙で作るほうが小さなエネルギーで出来上がります。省エネルギーはCO2発生を抑制します。地球温暖化を抑制します。ごみを減量することによる焼却場のCO2とダイオキシン発生を抑制します。木材からつくるよりも低コストで紙をつくることができます。
紙のリサイクルを妨げているものにはどんなものがありますか?
一つには日本人の潔癖性からくる白色度信仰があります。ノートやコピー用紙やトイレットペーパーなどについて、購入する際に白色度を基準にしている方が多いと思います。白色度ではなく、その紙が何から作られているかを見てお買い上げくださいますようお願いいたします。古紙もの(再生紙もの)はパルプものよりも「くすんだ色」になります。でも使用には何ら問題はありません。どうぞご自身の家で使っているのはどちらかを確かめてください。「白色度の高いパルプもの」のトイレット ペーパーを使っておられる方は是非「古紙もの」をご利用ください。地球環境維持の一助となります。
古紙は大きく5つに分別できます。ご存知の通り古紙は製紙の原料として流通しているわけですから、出来上がる紙によって使われる原料が違います。段ボールを作る紙は段ボール古紙と雑誌古紙からできています。新聞は新聞古紙とパルプからできています。週刊誌用の紙は新聞古紙から、カレンダー用紙はほとんどパルプから、コピー用紙はパルプでできているものと、印刷工場からでる裁断古紙等を混ぜたもの、トイレットペーパーも大変生産量が小さいのですが、パルプでできているものと、印刷工場からの裁断古紙、牛乳パック、コピー用紙、コンピューター用紙でできているものと色々です。

家庭での分別は上記の細かなことは手数がかかって大変ですが、古新聞、古段ボール、古雑誌の3分別で十分です。事業所からの場合はコピー用紙の項目を増やしてもらうと良いと思います。どこに入れるかを迷う紙は古雑誌と一緒にくくってもらえば良いと思います。
ここで皆さんに是非お願いしたいことがあります。新聞古紙は大部分が新聞用紙になるのですが、品質基準が大変厳しく、少年漫画誌の背中の接着剤を製紙工場は大変嫌います。また、紙としては一番遠い親戚になるクラフト紙(茶色のもの)を嫌います。そしてなによりも、現在大変普及している新聞古紙を入れておくためのビニールの袋(新聞販売店がサービースとして配布しているもの)を大変嫌います。
ですので、上記の3種類を是非取り除いていただきたいわけです。少年漫画誌とクラフト紙は雑誌と一緒にくくって回収業者にお渡しください。ビニールの袋は新聞ではなく他のごみを捨てる際にお使いください。どうぞよろしくお願い致します。
「古紙」と「ごみ」の違いは水に溶けるかどうかで決まります。水に溶けないものや、水に溶けないものが貼り合わせてある紙は古紙(製紙の原料)になりません。どうぞご承知おきくださいませ。

尚、古紙の分別につきましては関連団体のホームページに詳細がありますのでそちらをご覧ください。